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医療言語処理講座

2020年11月20日金曜日

JSRT vol76No11 「AI による放射線技術の発展」特集号誌上講座

 日本放射線技術学会雑誌 Vol 76 No11 Nov 2020 「AI による放射線技術の発展」特集号誌上講座が発刊されました.

この特集号に「Pydicomを使ってDICOM画像を操る」と題してPydicomの解説とサンプルプログラムを投稿しました.

サンプルプログや補足などを以下に記述します.

1.Pydicomとは

   Pydicomを簡単に紹介しました.


2.Pydicomプログラミングの準備

2.1.前提条件

  • 筆者はAnacondaでPython環境をVersion3.7の環境を構築しました.
  • Anacondaにはnumpy, matplotlib, pyQt5は含まれているので改めてインストールの必要はありません.
もしインストールされていないライブラリがあれば以下からインストールを行ってください.


2.2. DICOM画像データセット

JSRTの標準デジタル画像データベース(DICOM版)の胸部CR画像をダウンロードして解凍します.

2.3.Pydicomのインストール

Pydicomのドキュメント(pydicom documentation,https://pydicom.github.io/pydicom/stable/)も是非参照してください.有用な情報がたくさん得られます.


3.Pydicomを使ってDICOM画像を操る

記事内で紹介したサンプルプログラムをダウンロードして解凍してください.

内容は以下の通りです.

3.1.DICOM画像を表示する

3.2.DICOM画像をPNGに変換する

3.3.DICOM画像の匿名化

3.4.DICOMタグ情報取得の関数化

3.5.セグメンテーションツールを作成する


AI研究のために自施設のDICOM画像を有効に利用できることを願っています.


質問や要望などありましたら uesugi@do-johodai.ac.jp までメールをください.